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2011年03月07日

ジョン・ガリアーノ、法廷での声明を英文のまま全文掲載しておく。

今回の事件には、まだ真相が明らかにはなっていないが、いろいろ感じるものがあるので、


法廷でのジョン・ガリアーノの供述の全文を掲載しておく。




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STATEMENT OF JOHN GALLIANO


Since the events of last Thursday evening Ihave not been able to make any public comment on what took place based upon advice from my French lawyer. However, given the continuing delays at the Frence Prosecutor's Office I should make my position clear.


I completely deny the claims made against me ahd have fully co-prerated with the Police investigation.


A number of independent witnesses have given evidence and havetold the Police that I was subjected to verbal harassment and an unprovoked assault when an individual tried to hit me with a chair having taken violent exception to my look and my clothing.


For these reasons I have commenced proceedings for defamation and the threats made against me.


However, I fully accept that the accusations made against me have greatly shocked and upset people.


I must take responsibility for thecircumstances in whiche I found myself and for allwing myself to be seen to be behaving in the worst possible light.


I only have myself to blame and I know that I must face up to my own failures and that I must work hard to gain people's understanding and compassion.


TO start this process I am seeking help and all I can hope hor in time is to address the personal failure which led to thesecircumstances and try and earn people's forgiveness.


I have fought my entire life against prejudice, intolerance and discrimination having been subjected to it my self.


In all my work my inspiration has been to unite peaple of their cultural and ethnic diversity through fashion.


That remains my guiding light.


Anti-Semitism and racism have no part in our society.


I unreservedly apologise for my behaviour in causing any offence.


2 March 2011.


以下、私の言葉。


ジョンガリアーノの今回の事件は、私は初めツイッターで知り、大きなショックを受けました。


初めは、パリのマレ地区(このあたりはユダヤ人街の中心的な場所)のカフェで、一般人のカップルに「ユダヤ批判的な暴言」を浴びせたということで、パリ警察に拘束された、というニュースでした。


この地区は、私自身は嫌な思いをしたことは無いけれども、パリに長く住む友人は「あの辺りは(人種差別的な)嫌な思いをしたから、もう行きたくない」と話していたこともあって、私もなんだかこのあたりを歩くときには少し身構えてしまうのだけれど、


今回ジョンガリアーノがこんな事件に「巻き込まれた」とあって、すごく可哀想な思いが強いです。


ニュースは、次第にエスカレートしていきます。


初めは「暴言により警察に身柄拘束」、


翌日には、事件を重くみたクリスチャン・ディオール社が、ガリアーノを停職処分にします。


パリコレショー数日前というこのタイミングに、こりゃすごい事件になってきた、と思いましたが、同時に、世間的にはガリアーノに対して「ショー直前でストレスが溜まっていたのではないか」などということになっていて、デザイナーなストレスを貯めこんでなにかやらかす、という図式は、なんだか数年前のマックイーンのことが頭に過ぎって、「ガリアーノは大丈夫なのか」と、私は、だんだんと空恐ろしく、心配な気分になってきました。


さらに翌日には、クリスチャン・ディオール社が、人種差別的でアンチユダヤの批判を重く見て、停職から退職処分にし、事実上ガリアーノはクビになってしまいます。


この段階で、日本の民放テレビでもこの事件が報道され、普段ほとんどニュースを見ないうちのスタッフすらこの事件を知り、「ガリアーノは大丈夫なんですか?」と聞いてくるくらいなので、これはそうとういろんなニュースで報道されて、一般に知れ渡ることになりました。


その数日後、退職が決まっているガリアーノの最後の仕事として、クリスチャン・ディオール(レディス)のパリコレは無事に開催されます。


ところで、


上のガリアーノ本人の声明を読むと、


「A number of independent witnesses have given evidence and havetold the Police that I was subjected to verbal harassment and an unprovoked assault when an individual tried to hit me with a chair having taken violent exception to my look and my clothing.」


たくさんのその場にいた目撃者がいて、ガリアーノに対し、カフェにいたある個人が椅子を持って殴ろうとしたり、ガリアーノの身なりや服に暴力を与えようとして、ガリアーノがいわれのない暴力にさらされていたことを、警察に証言してくれた。(にもかかわらず、身柄を拘束された)


とあるので、


かなり激しい言い合いになったようですね。


となると


気になるのはこの天才デザイナーの今後のこと。


これだけの才能のあるデザイナーですから、どこか他のブランドから引き合いがあるのではないか、ということも考えられなくはないですが、


今回の退職処分の理由としてLVMHが挙げたのが「人種差別」的発言を重く見て、ということなので、


次にガリアーノを採用する、または協力する企業は、人種差別発言をした人間を「擁護」したというイメージが付いてしまう。


特に、ファッション業界は、工場・生地・プレス・報道関係・デザイナー・パタンナーなどなど、様々な重要なポジションにユダヤ人が関係しているケースが多いので、


もしかしたら、業界から干されてしまうことだってありうる。


クリスチャン・ディオール社とすれば、


ガリアーノもいつかは契約が切れるので、そのタイミングを待っていたのかもしれない。


契約の切り方に関しては、それはしたたかな計算も当然あるはずで、


もし普通に契約を切れば、「DIORが売れなくなったから、契約を切った」、というネガティブなイメージになってしまう。


ところが今回のように、ブランド側がデザイナーを解雇となれば、「 ブランド > デザイナー 」、強いブランドとしてのイマージを保つことができる。


なにより、極東の日本の民放テレビのワイドショーにも「DIOR」の名前が出たということが大きい。


ツイッター上でも、テレビを見たお茶の間でも、DIORのことが日常会話として語られた。


普段ファッションに興味のない人にも、ファッション好きにも、ワイドーショーを見るおばちゃん(実際の顧客)たちにも、みんなの頭の中に、「DIOR」というあこがれのメゾンのことを、もう一度、記憶に思い起こし脳に刻み付けることができたわけで、


たとえ、ゴシップが理由であっても、もしこれだけの大勢の世界中の人にDIORを知らせようとすれば、どれほどの宣伝コストがかかっただろうかと想像すれば、


つまりこのゴシップの宣伝効果は測りしれないのだ。


DIORとしては、まさにガリアーノを利用したのではないか。


DIORの歴史は続く。しかしガリアーノはもはやかってのガリアーノではなくなってしまって、業界から干されてしまうかもしれないほどの痛手を受けた。


これは、巨大資本のメゾンによる「才能の使い捨て」であるので、なんとか彼を助けてあげたい、誰か彼を助けてあげられる人はいないのかと私は思う。


また多くのファッション好きや、彼のファン、業界関係者にも、そういう思いの人も多いだろう。


DIORの不買運動してもしかたがない。


しかし、今回の事件には、まだ真相が明らかにはなっていないが、いろいろ感じるものがある。


みなさんも、みなさんなりに今回の事件を考えてみるきっかけになればと、そう思います。


TIURF TAKAAKI HORIGOME


http://store.tiurf.jp


posted by 番頭日記タカアキ at 12:06| パリ | Comment(0) | TrackBack(0) | ジョン・ガリアーノオム | John Galliano homme | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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