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2008年04月07日

IFI マスター・コース 卒業生主催 10th アニバーサリー・パーティ


先月3/19、わが母校 IFI で、全日制(マスターコース)の10周年記念同窓会が開かれました。
その時の様子が、IFIで紹介されていました。
見たらびっくり、わたしもこっそり写ってましたので、ここでもご紹介します。



[IFIパーティ@東京ミッドタウン-EAST2FのA971]
 
私の通っていたIFIファッションスクールというのは、ちょっと特殊な学校でして、
母体は墨田区両国にあるファッション系の財団法人なのですが、
その業務のひとつに、人材育成があり、私はその育成機関の第一期生でした。

10年ぶりに集まったみんなは、ほとんど変わらず、
(特に女性は、年を取ってないんでびっくりしました、業界人としての意識の高さでしょうか?)
みな、実にさまざまな形でファッションに携わる人々です。

みんなといろんな話をしたのですが、特に面白かったのは、
某ブランドのMDの人(K)との話。
このブランドは、日本人ならだれでも知ってて、どんな地方にもあるメガブランド。
Kの仕事は、日本の店舗への仕入業務。
私も、今の会社で海外からの仕入をしておりますが、
彼の会社とTIURFでは規模がまるで違うので、
話すうちに、お互い、仕入とはいってもやってることが真逆なくらいまるで違う次元で仕事をしていることがわかった。
たとえば、私は、競合店とすると「伊勢丹」様だったり「ミッドウエスト」様だったり、あるいは地方のセレクトショップでウェブに強いお店だったり、直営店だったりして、
まず仕入れ内容でそこに勝つ為に、実にこまかな戦略があったりします。
一品番一品番、あるいはもっと細かく、サイズまで考える場合もあります。
たとえばあるブランドの直営店がXSとSしか仕入をしない、という情報を得たとすると、私は売れ筋がXSとSと知りながら、あえてMとLまで仕入れることによって、直営店でまかないきれない需要を拾ったりします。細かいところまで突いて、市場全体から、うちのお店で何枚売れるだろう、だからこれくらい仕入しよう、と、小→大へ、ミクロ→マクロへ考える仕入方法なんですね。
しかしK君の会社での仕入は、たとえばある商品が、「これが1000枚売れるだろう」とK君が予測したとすると、ある品番を仮に1000枚発注したとして、1店舗あたりこれだけの枚数が行き渡って、売れてるお店で何枚、売れてないお店で何枚、という感じで試算してる。
なんというか、ほんとにやり方が真逆なんですね。上から下を見る仕入というか。
これはほんとに面白いなーと思いました。
あるいは、わたしのお店でももっともっと売れるようになったり、将来多店舗展開するようになった場合には、K君のような仕入感覚が必要なのかもしれない。

もうひとつ面白かったのは、ある「生地のスペシャリスト」の先生とのお話。
この方の授業はほんとにためになって、いまでも仕事で役に立ってるので、そのことをご報告しようとご挨拶にいくと、実はこの先生は、いま生地に関するある研究をされているようで、そのアイデアをちょっと聞くことができました。研究内容については先生に悪いのでここ言えないけど、なるほど、そういう研究をする余地はあるな、と思った。
この日のパーティにはご欠席されたけど、同じく私が大変お世話になった先生は、ある日のブログで、こんなことを書いてる。

「ユーロ高、原油高による価格上昇と新興国の富裕層の購買力の影響もあって、いま世界のデザイナーブランド市場はラグジュアリー化が進み、もっと高そうに見える商品、もっと上質な商品の開発が求められています。ナオキタキザワのセリング会場でも、アメリカの高級百貨店は飛び切り高い商品には関心を示し、価格を抑えた商品には目もくれなかった、と滝沢直己さんが言っていましたが、世界の高級店のバイヤーは価格よりも質感をチェックします。高くて上質な商品でないと売れない世の中だからです。それぞれのブランドのお得意様は皆さん決して高価格を望んではいないでしょうが、時代の流れは高級化、価格を抑えることよりも商品のトータルクオリティを上げることが重要です。

 ただ、一方で、若いファッション好きターゲットには、より個性的で斬新なデザインも必要です。このマーケットでは上質であることよりデザインの面白さ、新しさとカジュアル感が大切でしょう。ラグジュアリー化とは対局にあるベクトルです。今シーズンのコレクションをネットで検索するうち、デザイナーブランドの世界は今後、より上質でラグジュアリー感のあるものと、より斬新でカジュアル感のあるものとに大きく二極分化して行くのだなあとあらためて思いました。世の中すべて高価でシックなものばかりじゃつまらないですからね。」

いろいろ刺激を受けたこの日。
K君の他にも、同期の仲間ともいろいろはなせたし、
泊めてくれた同期の先輩にもお世話になました。

まだまだファッションは面白いですね。
勉強する余地がまだたっくさんある、ということがわかったことが、この日の最大の収穫かな。

ではでは。


posted by 番頭日記タカアキ at 20:51| パリ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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